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荘園から考えさせる末法思想と浄土教



宮下 将明TOSSたいまつサークル

末法思想と浄土教の普及を扱う授業の導入である。


中学歴史教科書のコピーを配布する。

指示1 これは、中学校の歴史の教科書のコピーです。読みなさい。

一文読みで読ませる。一通り読ませる。

発問1 農地は、誰に寄進されたのですか?

貴族や寺社である。寺社は寺と神社を意味することに触れる。

発問2 誰が寄進したのですか?

有力な農民である。
高校日本史レベルでは正確ではないが、ここでは、資料として配布している中学歴史の教科書に基づいて授業を進める。

発問3 何のために寄進したのですか?

教科書から読み取ることのできる内容から入る。

説明1 貴族に寄進したのは、税から逃れるためです。寺社にも同じ理由で寄進されました。しかし、大量の土地が寺社に
   寄進されたのには別の理由がありました。


発問4 何のために寄進したのですか?

ここで、発言が途切れることは容易に予想される。間を空けず次のように述べる。

説明2 彼らは、土地を寄進するときに、何も期待せずに寄進したわけではありませんでした。


発問5 何を期待したのですか?


さまざまな答えが返ってくることが予想されるが、ここでは、宗教的なものであること、具体的なものではないことをおさえつつ、発言を引き出していく。

説明3 人々は、あらゆる仏に守ってもらおうとしました。そして、乱れ、災害の多い現世に対する期待を捨て、死後の
   世界に望みをつなごうとしました。そのために、土地を寺社に寄進し、利益に授かろうとしたのです。


この授業は多くの方々にVTRを見ていただき、コメントをいただいた。非常に勉強になった。

まず、この授業の失敗の原因は導入である。生徒を引きつける工夫がなく、ここで授業がよどんでしまった。
次に、発問5が主発問においたが、この発問が難しかった。具体的でなく、想像しようがなかった。あちこちから「お賽銭を使えば…」とご意見をいただき、気がつく始末であった。
さらに、教材研究が不足していた。

私にとっては、初めての高校実践であった。また、初めての研究授業であった。もっと教材研究を重ね、よりよい実践にしていきたい。



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