恋 す る 少 女
渡船に乗る一人の少女を見ました。窓から見つめる先には僕には 分からない何かがあるように感じられました。遠くを見つめ、やがて 目をとじて、まるで恋愛もののドラマにでも出てきそうなシチュエーシ ョンになりました。僕は勝手に『この少女は恋をしている』と決め付け、 ただ一人幸せなひと時を過ごしました。