電子レンジ料理をするあなた、食べ物の栄養価を落とし健康を危険にさらしている ジョセフ・マーコラ、ラハエル・ドゥルージ

原文:『Do You Microwave Your Food? You're Zapping Away Nutrients and Risking Youe Health』by Joseph Mercola with Rachael Droege
出典:Mercola.com

確かに、電子レンジは便利である。いったいほかのどんな機器が、食べ物を数分間で温めてくれるだろう。電子レンジはたいそう普及しているので、電子レンジのない給油所やオフィスビルを見つけることは難しいだろう。しかし、私がもう十五年以上も自宅の台所に電子レンジを置かず、また、従業員たちには迷惑かもしれぬが、三年前に私の事務所の電子レンジを撤去したのには理由がある。あなたも、もうひょっとしたら本質的に疑っていて、しかし便利さゆえに気づきたくないだけかもしれない。電子レンジ調理された食べ物は有害であり、人に対してはもっと有害ですらあることを。

電子レンジには、以下の危険性が指摘されている。

電子レンジ調理された食べ物の中にどのような変化が生じるかについて解明した研究はほとんどないが、変化が非常に著しいものであることは判明している。

1991年、腰の手術で電子レンジで温められた血液を輸血された女性が、それが原因で死亡した例を思い起こしてみよう。輸血用血液は日常的に輸血する前に温められるが、それは電子レンジを使ってではない。電子レンジによって温められた血液は変質し、女性患者を死亡させたのである。

電子レンジはまた、食べ物の分子を破壊・分解する。「食料と農業・科学」2003年11月号には、少量の水を入れて密封したブロッコリーを電子レンジにかけると、有益な坑酸化物質の97%を喪失した実験結果が掲載された。しかし、ブロッコリーを蒸したときには、坑酸化物質の喪失は全体の11%かそれ以下であった。

栄養素を喪失させることのほかに、電子レンジは、人と自然界にとって未知の新しい合成化合物(放射性溶解化合物)を作る。その合成化合物が人体でどんな作用をするかは、まだはっきりと分かっていない。正体不明の物質は、さまざまな食べ物や遺伝子組換え食品などから人体に入った場合は、特に分類するのが難しいと思われる。

電子レンジの危険性を最も具体的に証明した研究は、おそらくハンス・ヘルテル博士の行ったものだろう。スイス人食品科学者ハンス・ヘルテル博士は、電子レンジ調理された食べ物の人体への影響について小さいながらも水準の高い研究を行った。その結果から導きだされた結論は、明快かつ驚くべきものだった。すなはち、電子レンジされた食べ物は栄養素が著しく変化し、食べた人の血液中に劣化を示す変化を生じる、ということである。以下、その変化を列挙する。

1992年、ヘルテル博士の研究班はこの結果を出版した。ところが、スイスの貿易機関、スイス家庭電化製品小売り業・産業機構は、ヘルテル博士らが電子レンジが健康を危険にさらしていると表明することを禁止する命令を下した。後にスイス裁判所は、この命令を言論の自由を侵害したものと認め、1998年にこれを無効とする判決を下した。同時にスイス政府に対し、ヘルテル博士への損害賠償を命じた。

それでは、電子レンジを避けるために私たちはどうすればよいのだろう?私がまず第一に勧めることは、家の中から電子レンジを撤去することである。そうすれば使う誘惑にかられない。なければ使うことができないのだから。それから食べ物を加熱することをやめ、生で食べる食べ物を増やしてはどうだろうか。理想的なのは、食事の3分の1の食べ物を生にすることである。というのも、それが食べ物から栄養素を最大限引きだす量だからである。一般に生野菜を食べることは健康に良いが、野菜ジュースにすれば、手軽で簡単にたくさんの量の野菜を摂ることができる。

料理したり残りものを温め直したいときには、オーブンかストーブを使おう。最初は少し時間がかかると思うかもしれないが、すぐに慣れてその間の自然の時間を楽しむことができよう。例えば家族とくつろいだり、音楽をきいたり、本を読んだり、書いたり、これから楽しむ食事を用意するためにできることは何でもすることができるだろう。より時間をかけて食事を作ることは、周囲の大方の人々よりもゆったりとリラックスした生き方を、人生のそのほかの面以上に楽しめることにあなたは気づくにちがいない。

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