蟹 座 | |||
12宮名 巨蟹宮 守護星 月 |
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12星座区分 6月22日〜7月22日 13星座区分 7月20日〜8月10日 |
<蟹座の神話>
英雄ヘラクレスは大神ゼウスとミュケーナイの王女アルクメネーとの間に出来た子です。
しかし、ゼウスの妻、女神ヘーラーは夫の浮気が腹立たしく、生まれる前からヘラクレスを恨んでいました。そこで彼女は策略を用いてヘラクレスがティーリュンスの王エウリュステウスのもとで12年間仕えるように仕組んだのです。
さて、ヘラクレスはエウリュステウス王の命令で、レルネの化け蛇ヒドラ(海蛇座)を退治することとなります。
このヒドラは恐ろしい怪物で、9本の首を持ち、しかも幾ら切り落としても再生してくるので、さしものヘラクレスもかなりの苦戦を強いられます。
ヘーラーはこれをヘラクレスを殺す好機と考え、ヒドラを手伝わせる為に1匹の巨大な化け蟹を遣わせました(別の説では、化け蟹はヒドラトと共にアミュモーネーの泉に棲んでいた蟹で、友人ヒドラの危機に駆け付けたとも言われます)。
ところが、化け蟹はあっさりとヘラクレスに踏み潰されて死に、ヒドラもヘラクレスの甥イオラオスの機転で倒されてしまいました。
ヘーラーは嫉妬深くはありましたが、決して邪悪な女神ではなかったので、死んだヒドラと化け蟹の2匹の怪物を哀れに思い、天に昇げて蟹座としました。こうしてヒドラは海蛇座となり、化け蟹は蟹座となったのです。