競馬用語辞典 【さ〜そ】

 

語 句 解  説
 
裁決委員

【さいけついいん】
 
進路妨害などがあった場合、
騎手や馬の着順変更などの処分を決める人。
 
佐賀競馬
【さがけいば】
 
佐賀県競馬組合が佐賀競馬場で主催するレース。
パドックが日本で唯一、右回りなのは有名。
佐賀記念やサマーチャンピオンを行う。
 
差し
【さし】
 
レースは馬群の中ほどで待機をして、
3コーナーあたりから少しずつ順位を上げていき、
直線で逃げ、先行馬を抜かす戦法のこと。
 
差しかえす
【さしかえす】
 
直線走路で1度他馬に抜かれたれた馬が、
再び抜かした馬の前に再び出てゴールすること。
馬に根性がある場合と、一旦抜かした馬が急にバテた場合とがある。
 
差す

【さす】
 
直線で前の馬を追い越すこと。
「差される」とは その逆に 追い越されること。
 
 
3冠

【さんかん】
 
 
JRAでは皐月賞、日本ダービー、菊花賞をすべて勝つと 牡馬3冠という。
シンザンやディープインパクトなど6頭誕生している。
桜花賞、オークス、秋華賞を3つ勝つと 牝馬3冠という。
過去には メジロラモーヌ、スティルインラブの2頭。
もちろん地方競馬でも、各競馬場で3冠に値するレースが設定されている。
 
仕掛ける

【しかける】
 
騎手が勝負どころでイッキに馬を追い始めること。
「仕掛けが絶妙だった」などと使う。
 
失格

【しっかく】
 
レース中、急に斜行して、後続馬の妨害、落馬させた場合
加害馬は審議の結果失格になってしまう。
また、騎手も騎乗停止という重い罰を受ける。
 
斜行

【しゃこう】
 
コースを斜めに走ること。
後ろに馬がいるときにすると、進路妨害となり、
降着や失格、騎乗停止などの厳しい処分を受ける。
 
シャドーロール

【しゃどぉろぅる】
 
馬の鼻の上あたりにつける馬具。
脚元を気にする気の弱い馬に装備させることにより
レースに集中できるようになることも。
 
勝負根性

【しょうぶこんじょう】
 
接戦になったとき、叩き合いに弱いか強いかを示す指標。
一般に、気性の荒い馬のほうが叩き合いに強い。
このような馬を勝負根性があるという。
 
勝負服

【しょうぶふく】
 
騎手がレース時に着ている服。
中央競馬では馬主によって決まっており、
登録服を使用しないと調教師は罰金を取られる

地方競馬では、騎手自身で設定した勝負服=騎手服を着用する。
 
除外

【じょがい】
 
賞金不足などで抽選に漏れ、 レースに出走できないこと。
レース登録後、ケガで回避することは「競争除外」という。
 
審議

【しんぎ】
 
レース中に進路妨害、落馬などがあった場合、その事件事故が
偶発か、故意かなどを 騎手などから聴取する。
着順変更の可能性もあるため、馬券は確定まで捨てないで。
 
ステイヤー

【すていやぁ】
 
3000mクラスの長距離を得意とする馬のこと。
春の天皇賞や菊花賞などで活躍できる。
 
スパーキングナイター

【すぱぁきんぐないたぁ】
 
川崎競馬場で行われるナイター競馬。
 
スパイラルカーブ

【すぱいらるかーぶ】
 
コーナー入口はゆるやかで、徐々に曲がり度合いがきつくなるコース。
コーナー進入時はスピードを落とさずに進入でき、その後は外に膨らみやすくなるため
最後の直線で馬群がばらけやすくなる。
 
スプリンター

【すぷりんたぁ】
 
1200mクラスの短距離を得意とする馬のこと。
1600mになると距離が長くなって苦しいレースとなる。
 
スローペース

【すろぅぺぇす】
 
レースがゆったりとした流れになること。
逃げ馬が居なかったり、長距離レースで起こりやすい。
先行した馬がバテずに、前残りとなることも。
 
先行

【せんこう】
 
レース中、2〜5番手の位置に就ける馬のこと。
展開にソツが無く、一番有利な脚質である。
 
セン馬

【せんば】
 
去勢された馬のこと。気性難だった馬がおとなしくなることも。
クラシックや天皇賞には 出走できない。
 
外枠発走

【そとわくはっそう】
 
ゲートで暴れた、立ち上がった、くぐったなどして、危険
または前扉を破損したときに行われる処置。
馬には発走調教再審査(ゲート試験)が果せられることも。

園田競馬

【そのだけいば】
 
兵庫県尼崎市にある園田競馬場のことだが、
姫路競馬
を含めた兵庫県競馬全体を指すこともある。

ソラを使う

【そらをつかう】
 
レース中、ポツンと1頭だけになった馬が ふっと気を抜くこと。
叩き合いに強い馬は、結構この癖を持つ馬が多い

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