競馬用語辞典 【さ〜そ】 |
語 句 | 解 説 |
裁決委員 【さいけついいん】 |
進路妨害などがあった場合、 騎手や馬の着順変更などの処分を決める人。 |
差し 【さし】 |
レースは馬群の中ほどで待機をして、 3コーナーあたりから少しずつ順位を上げていき、 直線で逃げ、先行馬を抜かす戦法のこと。 |
差しかえす 【さしかえす】 |
直線走路で1度他馬に抜かれたれた馬が、 再び抜かした馬の前に再び出てゴールすること。 馬に根性がある場合と、一旦抜かした馬が急にバテた場合とがある。 |
差す 【さす】 |
直線で前の馬を追い越すこと。 「差される」とは その逆に 追い越されること。 |
3冠 【さんかん】 |
皐月賞、日本ダービー、菊花賞をすべて勝つと
牡馬3冠という。 シンザンやディープインパクトなど6頭誕生している。 桜花賞、オークス、秋華賞を3つ勝つと 牝馬3冠という。 過去には メジロラモーヌ、スティルインラブの2頭。 |
仕掛ける 【しかける】 |
騎手が勝負どころでイッキに馬を追い始めること。 「仕掛けが絶妙だった」などと使う。 |
失格 【しっかく】 |
レース中、急に斜行して、後続馬の妨害、落馬させた場合 加害馬は審議の結果失格になってしまう。 また、騎手も騎乗停止という重い罰を受ける。 |
斜行 【しゃこう】 |
コースを斜めに走ること。 後ろに馬がいるときにすると、進路妨害となり、 降着や失格、騎乗停止などの厳しい処分を受ける。 |
シャドーロール 【しゃどぉろぅる】 |
馬の鼻の上あたりにつける馬具。 脚元を気にする気の弱い馬に装備させることにより レースに集中できるようになることも。 |
勝負根性 【しょうぶこんじょう】 |
接戦になったとき、叩き合いに弱いか強いかを示す指標。 一般に、気性の荒い馬のほうが叩き合いに強い。 このような馬を勝負根性があるという。 |
勝負服 【しょうぶふく】 |
騎手がレース時に着ている服。 中央競馬では馬主によって決まっており、 登録服を使用しないと調教師は罰金を取られる。 地方競馬では、騎手自身で設定した勝負服を着用する。 |
除外 【じょがい】 |
賞金不足などで抽選に漏れ、
レースに出走できないこと。 レース登録後、ケガで回避することは「競争除外」という。 |
審議 【しんぎ】 |
レース中に進路妨害、落馬などがあった場合、その事件事故が 偶発か、故意かなどを 騎手などから聴取する。 着順変更の可能性もあるため、馬券は確定まで捨てないで。 |
ステイヤー 【すていやぁ】 |
3000mクラスの長距離を得意とする馬のこと。 春の天皇賞や菊花賞などで活躍できる。 |
スプリンター 【すぷりんたぁ】 |
1200mクラスの短距離を得意とする馬のこと。 1600mになると距離が長くなって苦しいレースとなる。 |
スローペース 【すろぅぺぇす】 |
レースがゆったりとした流れになること。 逃げ馬が居なかったり、長距離レースで起こりやすい。 先行した馬がバテずに、前残りとなることも。 |
先行 【せんこう】 |
レース中、2〜5番手の位置に就ける馬のこと。 展開にソツが無く、一番有利な脚質である。 |
セン馬 【せんば】 |
去勢された馬のこと。気性難だった馬がおとなしくなることも。 クラシックや天皇賞には 出走できない。 |
外枠発走 【そとわくはっそう】 |
ゲートで暴れた、立ち上がった、くぐったなどして、危険 または前扉を破損したときに行われる処置。 馬には発走調教再審査(ゲート試験)が果せられることも。 |
ソラを使う 【そらをつかう】 |
レース中、ポツンと1頭だけになった馬が
ふっと気を抜くこと。 叩き合いに強い馬は、結構この癖を持つ馬が多い。 |