2008年11月3日 横浜BLITZ 「音楽と人presents MUSIC and PEOPLE」 Lucy × 睡蓮 × acid android
始まりは2008年1月に発売された「音楽と人2月号」。
音楽と人 2008年 02月号 [雑誌]
この号で今井寿×藤井麻輝×yukihiroの鼎談が行われました。
そこで金光編集長が「この鼎談がきっかけで、何か起こるか分かりませんが、起きたらいいなぁ」
「じゃあ2008年、イベントを組みますのでそこから始めてみましょうか」なんて一文があったり。
これを読んだ時は「本当にあんの?」と思った人も多かったと思います(笑)。
私も「もしあったらそりゃ行きたいな〜! でもできるのかな?」って感じでした。
特に、フジマキと今井ちゃんが同じイベントなんて超久々ですよ。99年のZilchのイベントにSCHAFTがゲスト参加して以来かな。
そして、そんな鼎談があった事も少し忘れかけてきた秋。突然発表された音楽と人誌上での告知。金光編集長は本当に決行したのでした。
ラルクも活動がひと段落した時期で、更に睡蓮は昨年からかなり積極的に活動してて、
何よりLucyも来年は今井さんはBUCK-TICKで忙しくなるでしょうから、今年のこの時期ってのはタイミングが良かったと思います。
LIVEの前に、まず予想をはるかに上回るチケット競争率でした。
私だけでなく、落選した人がかなり多かったようで。
しかも今回に限っては「余ってる」って知り合いも見かけない(^0^;;;;;
なんとなく空気的に「もしかしてヤバいですか…」ってなってたところで、譲っていただける事になり本当にラッキーでした。
今回は番号はなんでも良かったんです。とにかく、このスペシャルイベントに参加したかった。
結論から言うと、行けて良かったな〜って気持ちと、本当に本当に楽しかったな〜!!!!って感想です。
11か月ぶりの今井ちゃんは、やっぱり今井寿でした。
ステージはLucy showでも使われそうな、二重三重になってる赤い幕がバックにあるだけのシンプルなセット。
会場の左右の壁に今回のイベント名が書かれた三角形の幕。それが結構印象に残ってる。
●acid android
私はラルクでユッキーは見た事あるんです。ラルク加入して一発目のツアー。当時sakuraファンだった私には、ユッキーはなかなか受け入れられなかった、そんな苦い思い出もあり…(笑)。
ラルクで作る曲も、一番シャープでCOOLな、そんな音楽って印象が強いです。
acidは初めてでしたが、2006年のスカパー生中継のLIVEを偶然見た事あって、その時の印象に近い感じでしたね。
開演時間は定刻にスタート! えらいっ!
ひらひらの衣装で、MCなしで一気に駆け抜ける感じ。
いわゆるインダストリアルってやつですが、重低音が重い!
同じインダストリアルでも数年前にSCHWEINがありましたが、今思えばあれはかなりメロディがしっかりした音楽だったんだなーなんて思い出したり。
2曲くらい知ってる曲があった! あれはシングルなのかな?
そしてステージが熱ければyukihiroファンも熱かった!
これが噂のコロダイか〜(笑)みたいな。(コロコロ転がりながら前に進むダイブ)
私が気付いただけで10人近く飛んでましたよ。や、同じ人が二回くらい飛んでるのかもしれないけど。(つか、私はファンをチェックしすぎか?面白かったんだもん(笑))
最初のこのacidのLIVEで一気に会場は熱くなりました。私も自然と体が動いたよ。
良いトップバッターだったと思います。
●睡蓮
睡蓮は音源しっかり持ってるしMyspaceもチェックしてるけど、なかなかLIVEに行ける機会のない方たちでした。そういった意味でも、この組み合わせはオイシかった。
世間的には<藤井麻輝の新しいユニット>って印象が強いかもですが、音源を聴いたりインタビューを読んだ感じ、芍薬ちゃんのカラーがかなり強く出てるんだな、と。
そんな印象のユニット。
他の2バンドがテンション高いLIVEなので、2番目が睡蓮だったのは結構いい流れだったと思います(笑)。
正直、3組共激しいと、Lucyの時が辛かったと思う。あたしの体力が(^_^;
そして、この3組中一番安心して聴ける歌の上手いボーカル。これも大きかったですね。
暗めの照明の中、登場したのはドラムのヒライさん、フジマキ、芍薬ちゃんの3人のみ。
芍薬ちゃんの黒いひらひらのドレスがとても可愛かった。
多分B-Tファンでこの世界観やビジュアルが好きな人は多いんじゃないかな。
アルバムのあの世界観やイメージを壊さない、素敵なステージでした。芍薬ちゃんの動きとか、見せ方とか決まってますね。
フジマキはね、照明が暗いから正直あんまりよく見えなかったよ(笑)。基本芍薬ちゃんのみにスポットが当たってたし。
なんだか不機嫌そうだなーとは思ってたけど、それは仕様だと思ってました。(おい)
後でブログを見ると、トラブルがあったようでリハもできなかったらしく。
曲が終わるごとにピックぶんぶん投げてました。
だからなのかな。芍薬ちゃんが歌の入りをフライングするシーンが2度くらいあったり。
それでも、充分見ごたえあるステージだったなー。
「芍薬ちゃん可愛い〜」の声援多数。それにフフッと応える芍薬ちゃんは確かに可愛い。
フジマキブログでセットリストが掲載されてたので拝借。
昼間
杳として
鶏頭
すきま
夕鶴会
月ノシュク
葉蔭行進曲
左手
Spine
テンポはゆったりな曲ばかりですが、音は結構重いんですよね。そこが好きなんですが。
あ、でもあたしフジマキはシンセ弾くかと思ってた。
ギターなんですね。それとヒライさんの生ドラム。
葉蔭行進曲はこれまでの睡蓮の中でも異色な明るめの曲で、LIVEで聴いてみたかったので嬉しい。
睡蓮は音源こそ発売は遅かったけど、LIVE活動だけはずっと続けてきてて。
でも横ブリ規模のLIVEは初めてですよね。だから緊張感が伝わってきました。
これからも睡蓮は頑張って欲しいな。
個人的にはサマソニやライジングに出ればいいのにって思う。もっとファン層の幅が広がるといいよね。
●Lucy
聴き覚えのあるベルヴィルランデブーのサントラが流れる。
今井ちゃん、本当にこのサントラ好きね〜なんて思いつつ、だんだんテンションがあがってくる。キタよ、Lucyの時間が。
スタッフさんが白棺桶ギターを取り出してきた瞬間、ああ、もうすぐLucyなんだな〜と思う。
Lucyは中央で見ようかなって思ってたんだけど、セッティングを見ると案外今井マイク前だった(笑)。ああそうだ、LucyはフロントマンがいないからB-Tの今井側より中央寄りだったんだわ。
おかげでしっかり、今井ちゃん堪能できましたv だんだん真ん中に流されたけど(笑)まぁそこは気にしない。
いつものようにケセラセラが流れ、ファンが手拍子する。楽しい時間の始まり。わくわく。
こちらもLucy公式にセットリストが出てたので、それを拝借。
01.LEMON TEA
02.ROCK'N'ROLL INTERCEPTER-Making of Lucy-
03.DOUBLE BIG BANG
04.SWEET BABY SWEET
05.Hey!
06.SHOT GUN MARY
07.Brandnew day
08.BULLETS-Shooting Super Star-
09.GA GA DISCO
10.HALLELUJAH
11.Rolling Lucy
E1-1.C.M.C
E1-2.TEQUILA
11か月ぶりの今井ちゃんは順調に髪が伸びてました。
つか、なげー…アー写よりさらに長く感じた。黒髪(茶色?)。わりとツヤツヤ。
グラサンしてて、久々に見た今井ちゃんは「誰!?」って感じでした(笑)。でもステージでギター弾くと今井ちゃんなのよねー。あ、髭健在です。
白地に赤と黒の花柄シャツ、上に紫のベロアのジャケット。大きめのネックレス。(最近好きよね)
そしてkiyoshiさんも髪の毛順調に伸びてるよね…お髭もおソロだし、どんだけ仲良しなんだ、この二人(笑)。
もともと今井ちゃんが初めて髭を生やした2006年夏、kiyoshiさんも同じように髭だったんだよね。
一曲目がレモンティ! 初のパターン! 後で「Electoric」のインタビューを読むと、これはkiyoshiさんの発案だったようで。
二人のギタリストがジャーンって中央に登場して、お客さんを煽っておいて、でも歌うのはかっちゃん(笑)みたいな。ロカロリ2のツアーで、レモンティについてはそんな狙いがあったと言ってましたよね。
やーやー、かっちゃんは去年エジパンでも見てるけど、Lucyかっちゃんは本気で楽しそうだな!
終わった時はセトリも全然覚えてなかったんだけど、今こうやって振り返ると、kiyoshi曲今井曲を均等にチョイスしてたんだなーと。
なかなかバランス良く、LIVEで盛り上がる楽しい曲中心って感じで。
kiyoshiさんのMC。
「Lucy show…じゃなくて(笑) MUSIC &
PEOPLEへようこそ! 今日はacid、睡蓮、Lucyと楽しんでください」
とかなんとか。
意外にも、こうやってまともにMCがあるのはLucyだけなのよね。大人になったね(笑)
エイキチさんや横ちゃんにも話しかけるkiyoshiさん。
つーか生横ちゃんは久々なのだー。黒髪だー。(エイキチさんは実は夏に見てる)
GA GA DISCOは毎回盛り上がるね。かっちゃんの煽りと今井ちゃんのサタデーナイトフィーバーフィーバー! 楽しいな〜。
多分どのファンのお客さんも、これは触発されて盛り上がったんじゃないだろうか。
…そういえば、かっちゃんのシャツ、凄いことになってたね。一瞬目を疑った。だってかっちゃんの白いシャツが肌色になってたから(笑)
いつもあんなだったっけ?
今井ちゃんは中盤?あたりでグラサンはずしてました。何の曲か忘れちゃった。
こんだけうさんくさい(おい)ルックスなのに、グラサンはずすといつものつぶらな瞳。くくく…。あー今井ちゃんだわ〜って思う。
しかし、この3組の中で一番オジサマなのに、音楽的には一番みずみずしいってのも笑える(笑)
そこがLucyの楽しさなんですけど。
好き嫌いは別として、初めて見た人も、その世界観はすぐに伝わったんじゃないかな。
アンコール1回目はLucyで。かっちゃん、横ちゃん、エイキチさんの3人が物販のピンクTシャツ着てた! あれ、可愛いよね。
似合わないくせにあたしも買っちゃったよ(笑)
今井ちゃんとkiyoshiさんはジャケットを脱いでました。
そしてCMCのイントロはキター!って感じでガッツポーズしちゃう。だーーいすきです。
このLIVEの数日前に、この曲のルースターズのLIVE映像をTVで見たんだけど、カッコイイんだけど…やっぱりLucyバージョンが好きなのよね。
二回目の「ガス爆弾!」で今井ちゃんにかけより、今井ちゃんのマイクで歌うkiyoshi。しかし、若干今井ちゃんにすり抜けられた感じが(笑)
次がテキーラ!!!! がーーーー 楽しいっ!!!! あの二人のテキーラダンスももちろん健在です。
Lucyの曲を知らない人も、この曲は超有名だから分かった人多いんじゃないかな。
カバー曲をいつでも気軽にできるLucyは、こういうイベントには向いてるな〜なんて思ったり。
楽 し か っ た な 〜 !!!!
もちろんアルバムレコ発ツアーのような密度の濃いLIVEではないけれど。歌もギターもところどころ怪しかったけど(笑)。
それでも、メンバーが楽しんで(特にかっちゃんが楽しそう)、それにつられてお客さんも自然と楽しくなる、そんないつもの楽しいLucyのLIVEでした。
次、いつ見れるか分かんないけどね。次はロカロリ3ですかね。
そしてメンバーがはけると、スタッフがまたセッティングし出す。バタバタと慌しそう。
もうとっくに9時過ぎてるのに、まだもう一回アンコールがあるんだ!とドキドキ。
ドラムセットが変えられた瞬間、次はかっちゃん出ないんだな、と思う。
イベントだし、きっと最後は全員集合で3組が共通で好きな曲のカバーでもやんのかな?なーーんてのん気な事を考えてた私(笑)
だってこれまでも惑星や清春との対バンもカバーだったし!
でもよーーーく思い出してみよう。今回のイベントのキッカケとなった音人対談での金光の妄想を!
なんて、ぐるぐる考えてる中、登場したのはyukihiro、フジマキ、今井ちゃんの3人のみ。
特にMCもなく、COOLに登場! 会場からはどよめきが(笑)!!!!
さすがにこの時ばかりはギュウギュウになって結構押されましたね〜。あたしも、そんなの気にしてる場合じゃないくらいテンションがあがる(笑)
そして聴こえてきた、COOLでオリエンタルなイントロ!
THE HERO INSIDEだーーーーー!!!!!!!
気付いた瞬間、「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!!!」と。いや、実際はぎゃーじゃないな。
どっひゃーーーー!って感じ。なんか、意味不明の叫びを発してた気がする(笑)。
(あたしの周りは曲知らなそうだったけど(笑)(いつのまにか周りがyukihiroファンになってたようで)
そりゃまぁ、SCHAFT唯一の今井作詞曲で、今井メインボーカル曲だし。今思えば、妥当な選曲だと思いますが。
でも、この曲はLIVEでやるのは無理だとずっと思ってました。
だってレイモンドが歌うパートがあるから。
どひゃーとなりつつも、どうするかと思いながら見てたら、レイモンドパートがちゃんと聴こえる!?
ふと、横を見るとなななななななななっっ!!!!! フジマキが歌ってるーーーー!!!! マジボーカル(笑)!! 初めて見た!
エフェクトかけまくりの加工したボイスでしたが…つかフジマキがこんなフロントでマイク前に立つだけですごいと思うの(笑)
なんか泣けた(そこ笑!?)
対談でも、「自分のマイクが置いてあっても、音は入ってないですから。あれはピックを置くためのピックスタンド」と言い放ってた男が(笑)!!!!
どういう経緯でこうなったのかなぁ!今井ちゃんに「レイモンドいないから、じゃあ藤井くん歌ってよ」って言われたのか(笑)? それとも自ら進んで…?
いやぁこのへん、音人に載るといいねぇ! なんて、LIVE中はそんな事考える余裕すらなかったけどねぇ!
ちなみにこの曲、だーーい好きなんですよ。ただ、ライブで誰もがぐわーーっ!!て盛り上がる曲ではないんだな(笑)。
COOLな曲なのに、テンションだけは異常に高い、そんなフロアだったと思います。
今井ちゃんもね、LucyとSCHAFTはかなりテンション違うからね、Lucyの後あのクールなモードに切り替え大変だろうなーと思ったりも。
ドラムがユッキーなのも新鮮。でも不思議と合ってると感じた。でもユッキーは緊張しただろうねぇ(笑)
一曲のみで、曲が終わると、クールにすたすたと3人は去っていきました。
また、この3人のステージを見る事ができるのでしょうか?
長くファンしてれば、またそんな可能性もあるよね。
今井ちゃんには、BUCK-TICKをやりながらもこうやって色々と楽しいことやって欲しいな〜。これからも。
そして、対談のセッティングと、そしてこのイベントを企画した音楽と人、そして金光編集長には拍手。
まぁ、最後のSCHAFTは金光が一番嬉しかっただろうけどね(笑)
全てのステージが終わったのは9時半くらいだったような。6時スタートだから3時間半!
楽しい楽しい、夢のようなお祭りの一夜でした。
<オマケ>
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