OTODAMA日記 2006・夏 大阪



服部緑地野外音楽堂という、微妙にマニアックな会場で開催されたOTODAMAというフェスの二日目に行ってきました。
昨年は結構大きな規模のフェスでかなり好評だったそうですが、今年は敢えてサマソニと同じ日(笑)! そして小規模ながら<学園祭のようなノリ>を目指したフェス。
とにかく会場も出演バンドもゆる〜い感じで(笑)。
ただ、とにかく暑かった! 無茶苦茶暑かった(笑)! ただそこに座ってるだけで暑い!状態に、しょっぱなからどうなるかと…

しかしこの日、司会のオーケンは別のトークイベントにも出なきゃいけないっつー事で、オープニングだけ登場して一時退散すると聞く。オーケンを楽しみにしてただけに、最初から見なきゃダメじゃないか!と、炎天下の下、挑みましたよ。
スタンディングじゃなくて椅子があるだけマシかもね。(全席自由)ステージ前方にスタンディングゾーンがあって、前で見たい人は行きたい時だけ前に行けばOKって感じで。

オーケンはこの暑い中、黒の長袖特攻服。バックプリントには「筋肉少女帯」の文字。カッコイイ〜〜(笑)!!!!
トークもさすが面白い。ずっと笑ってました。しかし最近の若者は筋少の事はどんくらい知ってるんだろうね。

■スネオヘアー
あ…暑かった…。いや、LIVEがじゃなくて、気温が…(笑)。なんせ12時開演ですからね。前日のエルレ君もそうだったけどこの時間帯が一番キツいんだな。
Lucyぶりにエイキチさんのベースが見れるのかしら?と密かに期待してたけど、今日はOTODAMA仕様。
アコースティックバージョンだったのでした。残念!
スネオ君の曲は結構いいな、と思ってたんですけどね。アコースティックじゃなくて普通のバンド仕様が見てみたかったなー。なんかMCの下ネタと外人のマネしか記憶にないよ(爆)。
や、知ってる曲もあって楽しかったですけども。ま、スネオ君はその後もまた見れたからいいのだ。

次のつじさんは暑さでリタイヤ(早すぎ)

■GOING UNDER GROUNDO with YOU
「with YOU」と名のつく、いつもとは違った編成バージョン。(ちなみにベストアルバムのタイトルもこれだったりする)
みんな1000円(笑)のお揃いの紺の浴衣に身を包みテキーラ!を演奏しながら登場。
バンド名のとおり、お客さんも参加して一緒に歌って楽しむって感じの編成なのです。
数週間前にフジロックでゲリラライブをやってたけど、正式デビュー?はこのOTODAMAで。
基本的にGOINGはいつもメンバー5人でトークしながらLIVEをすすめるんだけど、この日は特にゆるいゆるい(笑)。
曲は確かこんな感じ。

テキーラ!
カントリーロード
ドゥアップの曲?
ビーチボーイズの曲
にんげんていいな(まんが日本昔話の曲)
ハミングライフ

ラスト以外は全てカバー。カントリーロードは、「かよわきエナジー」というGOINGの曲でカントリーロードを使ってるんで、そんなゆかりのある曲でもあるのですが。
ビーチボーイズでの、洋一さんの豆で作る海の音が妙に微笑ましかった。綺麗な音が出ると凄い嬉しそうで。
そして噂にはきいてた「にんげんていいな」。最初ナカザ、次にいっさんが歌うんだけど、面白かった!!!!
ナカザの声はやっぱ可愛いね(笑) そしてこーゆー曲もよく似合う。
そしていっさんの歌は初めて聴いたけど、なかなか…(笑)面白かったですよ。
素生君に「お前の歌、ほんっと酷いな」なんて突っ込まれてたけど、いやいや、なかなか…(笑)
GOING一のイケメンなのに、常に突っ込まれ役なのね。
その後のスイカ割でもいじめられてたし(笑)。でも、そこが良かったりもする。
(「同じ月をみていた」のPV好きですよ)
今回のOTODAMAの為に作られたかのような編成ですが、今後も続けていく予定のようで。
楽しみでございます。

そしてここで突然<スイカ割大会>。GOINGの素生君が司会で、石原さんとキャプストの梅田君が対決!
…ま、対決になってなかったですけどね…(笑) しかしスタンディングゾーンにいた人はビックリだったろうね。


■トモフスキー
この日のベストアクトかもしれない。しょっぱなのMCから、思いっきりこの人に持ってかれました(笑)。
元カステラのボーカルの人。THEピーズのはるの双子の弟。そんな説明で分かる人もいるかしら?
「オレはこんな野外フェスにはほとんど呼ばれた事ないんだ! だからペース配分が分からないから多分一曲でバテると思うけどよろしく!」
いきなり笑えた(笑)。そしてこの奇妙な動き(笑)!
そうかー、ピーズは色んなフェスに出てるけどトモフはそういえば見た事ないね。
各フェス主催者さん、トモフも呼んであげてください(笑)
トモフはね、妹がファンだからそれなりに知ってたのよ。宅録の人ってイメージが強かったかな。
だからLIVEもあんま興味がなかった。改めてCD聴いても思うけど、やっぱLIVEのがいいね!
今回はバックにサードクラスのメンバーを従えて。バンド編成だったからよけい私は好みだったのかな。
そんでいちいち歌詞が印象的で。MCもなんだかかなり個性的で。
「I LOVE YOU!」 「嘘です。僕は知らない人は愛せません」
そんなセリフがとても印象的だった。簡単にアイラブユーとLIVEで言い放つ人が多い中、なんだかピュアな人なんだなぁ…と。
「ワルクナイヨワクナイ」の歌詞も印象的。

「眠れないわけは 眠たくないから
 食べたくないわけは それがマズイから
 ウマがあわないのは そいつが悪いから
 病気がちなのは 病気が強いから
 僕はワルクナイヨワクナイ 僕は このままでいい」


や、この歌知ってたのよ。うん。知ってたけど、なんだか生で聴いて初めてガツンときたなぁ。
これはスネオ君と一緒にやった曲でしたね。
そう、ラストに古くからの友達(最近まで音信普通)のスネオヘアーが登場してセッションタイム!
スネオ君の曲を一曲、トモフの曲を一曲、スネオフスキーとして披露。 なかなか面白かったですよ。
二人のやりとりも面白かったし(笑)。
そして「兄のはるをよろしくっ!!!!」の紹介でTHE ピーズに交代。

妹に聞いたところ、こうやって兄弟が続けざまに登場するようなLIVEは初めてなんだそうな。
なかなか貴重な大木兄弟体験だわ(笑)。ほんっと、天才双子なんだなーと。

■THE ピーズ
「さっき「兄をよろしく」って紹介されたけど、オレは誰の世話にもならんっ!!!!」
と言いつつベースを置くのをローディに手伝ってもらう、そんなツンデレ双子のお兄さん(笑)、はるさん率いるTHE
ピーズ。
氣○團の團長もポリのハヤシ君もフミちゃんも、思いっきり影響されたバンドです。
これまた妹がファンで、私はあんま詳しくなかったんだけど「サイナラ」って曲が好きでね。
「僕らは未来へずれていく♪」って歌詞が凄く好きでね。
最初「未来へ続いていく」なのかと思ってたら、「ずれる」なんだ、と。その表現に気付いた時はかなり印象的でした。
一曲目がこれで嬉しかったです。他も、ベストに入ってるような有名曲が多かったかな。
トモフもそうだけど、ピーズも「歌詞」なんだなー。印象に残るのは。
この双子、ほんっと個性的な才能ある双子なんですね。こうなるために生まれてきたかのような。
…あれ、誉めすぎ(笑)? そんな風に思いました。
トモフにしてもピーズにしても、よくツアーをやってるけど地元には全然来ない人たちなんでね。
この機会にセットで(笑)見れて良かったですよ。また機会があったらな、是非見たいです。

■キャプテンストライダム
約一年ぶり?の再会でございます(笑)。昨年岡山で行われたイベントにポリの前に登場したバンドですね。
この一年での成長っぷりを見てみましょうvと楽しみにしてました。
何がビックリって…いつのまにか知らないギターの人がいるし! しかもちょっと…かなり異色なルックスの(笑)。
サポートメンバーなんですね。知らなんだー。
さすが人気急上昇中のバンド、お客さんとても盛り上がってて、人気者でした。
「マウンテンアゴーゴー2」「風船ガム」「キミトベ」あたりは私も知ってた。結構ね、曲調は好きなのよね。
この日は一番後輩バンドって事もあり、若干緊張気味だったようで。「固かった」って意見もチラホラ見ました。
これからどんどん成長していくバンドなんだろうな。ほんと、いい曲やるバンドなんで(MCも上手いし)今後が楽しみです。

■大槻ケンヂ
ここでオーケンが戻ってきたYO〜!!!! そして何故か雨が降ってきたよー(爆)
オーケンも雨を呼ぶ男だったのか?
筋少の名曲「神菜、頭をよくしてあげよう」アコースティックバージョンを歌ってくれました。
前日は3曲くらい?歌ってたらしい。ちぇっ(笑)!
でも人生初の生オーケン。嬉しかったです。
歌声は…まぁ…ね…(笑)いつもの感じです。


■フラワーカンパニーズ
名前はかなり昔から知ってるけど、一度も見たことないバンド。
「真冬の盆踊り」はとにかく楽しい。そんな印象のバンド。(かなり偏った情報)
でもさすがこのメンツで一番のベテラン。そしてLIVEをかなり重ねてきたバンドってだけの事はある。
楽しかった。そして盛り上げ方も上手かった。
この日、一番会場も盛り上がってました。
売店の人をも巻き込んで(笑)の「真冬の盆踊り」凄かったです。
先月、ポリのハヤシ君がフラカンのLIVEに感動して「僕達はこのやり方しかしりませーん!」の精神が凄くいい、みたいな事をコラムに書いてて。その意味が、実際にLIVEを見てよーく分かった。
やっぱLIVEバンドはいいね。
このバンドはちょくちょく地元にも来てるのよね、実は。今度機会があったらワンマン行ってみてもいいなーと思ったり。
アンコールは一曲でした。







そして終演時間は6時過ぎ。
普通ならこれからLIVEが始まるってな時間ですよね(笑)。
たまにはこんな健全な時間に終わるのもいいよね。お陰で夜行バスに乗らずに帰れたってのもありがたい。

日本にフェスが多すぎる、と言われてる今日この頃。
力の入ったフェスがたくさんある中、こんなゆるーいフェスもいいよね、って思う。
また機会があったら行ってみたいです。マジでマジで。

今年の夏は暑かったな…(笑)