「しかお」君が泣いた日
3月11日 国立競技場 鹿島アントラーズ戦
2001年Jリーグ開幕戦。ヴァレリー新監督のお披露目の試合でもあった。聞こえてくる「攻撃的サッカー」に期待が高鳴る半面、ヤンセン元監督時代の悪夢が頭をかすめ、皆不安もあったはずである。 試合前、広島テレビの児玉アナがゴール裏に取材にくる。「今年のサンフレッチェどんな?」それは我々が教えてもらいたい!(笑) 試合は前半、キックオフ直後こそ鹿島に攻撃されるが、下田のファインセーブの連発で防ぐ。ゴール裏で「見たか!トルシエ!」叫ぶ者約一名。それは、我々全員の思いでもあった。トルシエはきちんと見ていたよう。この後、代表のフランス遠征に下田は抜擢される。 徐々にサンフレッチェがノーガードの打ち合いに引きずりこんでいく。10分過ぎ、開幕に間に合ったポポビッチが痛めた様子。一応プレーは続行したが、なんと監督 サンフレッチェがリードのままノーガードの打ち合いを続け、前半を終了する。 で、ハーフタイム。アントラーズのマスコット3頭が場内を一周。私たちの前をしょぼしょぼ通り過ぎようとしていた(笑)。で、私が「しかぁ!!!」と叫ぶと、なんと、先頭ヤツが泣くのである!(しれが「しかお」くんだったらしい)「記念写真とらせて!!!」とカメラを振り回したのだが、よほど、前半の展開がショックだったのか、声をかけた私が恐かったのか、泣きながら行ってしまったのである・・・ グランパスのシャチ達はアウェーサポの記念撮影応じてくれたのに!サービス悪いぞ!鹿島!!! ちなみに、後半の展開が分かれば、彼も泣かなかっただろうが・・・ ちなみにアントラーズのマスコットは「しかお」(→)と 「しかこ」(しかおの嫁さん)「アントン」(ジュニア)というそうな。 後半の展開は・・・誰!中村にフリーでクロス上げさせたのは!!!コース消しときなさいよ!が全て。前半飛ばしすぎで運動量落ちたことと、開始直後に同点ゴールを決められたこと。試合運びをもっと工夫しよう!との課題があったけど、明るさの見える敗戦だった。この試合に限れば・・・・。 |