さんぷる。

とりあえずテキストファイルから張っつけてみたり。


 

 南野喜媚ぷれぜんつ☆
「逆咲刃の話をしよう」
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第1話「ウィリアム・リーナス」
 その1

 世の中には厄介事の方からやってくるって人と、厄介事にわざわざ首を突
っ込む人とがいるんだと思う。
 きっとあの人は後者だ。
 僕はいまだに彼女の事をよく知らないけど、夏にあった無茶苦茶なあの2
人の話をしようと思う。


 「君に特別任務を与えようと思ってるんだよ」
 そう言って課長は、いつもの半分寝ているような顔を上げた。大陸北部警
察ゼリエス署広域捜査課・・・・通称なんでも課の窓際に座る、50がらみの
昼行灯然としたおっさんだ。
「はぁ」
 間の抜けた返事をしながら課長のデスクに置いてある書類に目を落とす。
ここ最近出没している怪盗団「ワルキューレ」による被害届の山だった。
「これからわかるように『ワルキューレ』は金持ちしか狙わない、いわゆる
義賊らしくてね。上の人達がなんとかしてくれってお達しがきてるんだよ」
 言いながら、デスクの中をあさって9枚の写真を発掘する。
「これだけ居て、この顔のはっきりわかる2人が何でも屋を兼業してるよう
なんだよ」
「・・・・僕に探って来いっていうことですか」
「話が早くていいねぇ。平凡で若い君なら怪しまれないだろうし」
 ・・・・そういうものなんだろうか・・・・。
「まぁ準備はこっちでしてあげるよ」
 ということで資料を渡され、僕はゼフィーリスの街へ飛ばされた。
 仲介人には話が通してあるらしく、目的の人達には路地裏の店で会えた。
写真と同じ、長い黒髪と金髪の2人に声をかけると、背の高い黒髪の方が口
を開いた。
「何だ、依頼か?」
「え・ああ。そうだけど」
「あんたは?」
「ウィリアム・リーナスって者だけど、ヨシノシティまで護衛を頼みたいん
だ」
 資料・・・いや台本通りに答えて、僕は2人の名前を訊いた。
「何だ名前も知んねーでシゴト頼んだのか?」
 あきれた声で僕を見たけれど、すぐににやっと笑って言った。
「コイツが相棒の影で、オレは刃。性別スリーサイズ年齢は秘密。ってコト
でドーゾよろしく久々の依頼人殿」

 それが、僕と彼女達との出会いだった。

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