最近思うこと


相手の心の中身は覗いてみたくてしょうがないクセに、自分の心の中身は絶対に見せたくない人って、結構多いと思います。
人間関係において、このようなタイプの人ってのは、えてして他人とのつきあいは、うわべだけのものに留まっていて、そんなクールな人づきあいの仕方が「カッコいい」とでも思ってるんでしょうかね?
また、例えば自分が「5」与えたんだから、当然相手も少なくとも「5」以上与えてくれるのが当然だろう、と思っている人もいます。
このような場合、相手が引っ込み思案だったりして、ついつい「2」 ぐらいしか与えなかったときなど、「あいつはズルい」などと陰口を叩いたりします。
社会科の「倫理」の話になりますが、そもそも「好意」には2種類あって、それがギリシャ語でいうところの「エロス」と「アガペー」です。
「エロス」(ここでニヤニヤしない)とは、見返りを前提とした他人に対するほどこしであり、ビジネスの世界など、日常生活の基本事項とでもいうべき「好意」です。
「アガペー」とは、見返りを期待しない他人に対するほどこしで、親の、子に対する愛情とか、神の福音とか、そういった感じの「好意」です。
恋愛においては、各人の心の持ちようは、もともとこのアガペーが基本なのですが、こと現代社会においては、エロスを以って恋愛にあたっている人が多いようです。
すなわち、「これだけ尽くしたんだから、1発ぐらいヤラせてくれてもいいじゃんか」などなど・・・
まぁ、人の勝手ですけどね。オレにはできん。
そういった意味で、「ハートのピュア度」でいうと、オレより若くてもオヤジな人って、結構いるんじゃないかな。

9/9

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