2009年からは門別ダート2000mで実施されており、
ここでは、2009年から2011年まで3年間のデータを中心に抽出しました。
すべておいてG1などのグレード表記には、「Jpn」の表記も含みます。
☆枠順
枠順は関係ない。内から外まで来ている。
☆人気
1番人気がJRA所属だった場合はすべて3着以内に来ている。
☆展開
逃げ馬は若干、分が悪いようだ。
差し馬は、4コーナーでは前から3〜4番手につけられる脚は必要。
☆馬齢・性別
4歳馬から9歳馬までとても幅が広い。
牝馬は出走自体が少ないので参考にできないが、3〜4着がやっと。
☆上位はJRA所属
2007年を除くと、上位2頭はすべてJRA所属馬。3着もJRA馬が多数。
☆地方馬は3着まで
門別ダート2000mになってからは地方馬が馬券に絡んでいない。
それ以前における地方馬の3着以内は、2006年に3着となったジンクライシス(北海道)、
2002年の3着にはトーホウエンペラー(岩手)が入賞した。
偶然にもこの2頭は、前年のG3エルムSで2着になっている。
JRA重賞で通用するチカラが必要ということ。
☆1番人気は苦戦気味
2001年から2011年(除く2007年)の10回でみると、
1番人気での勝利は、ウイングアロー(2001年)、
ハードクリスタル(2006年)の2度。勝率でいえば20%となる。
1番人気で勝利した馬は、意外にも前走で敗れている。
それでもなお人気に支持されるくらいの強豪でなければ勝つのは難しいのかも。
ただし、09年の地方馬フリオーソ以外の1番人気は3着以内に入賞している。
1番人気がJRA所属馬なら、馬券的妙味は別にして3連複の軸にはなるかも…
☆勝ち馬の前走
G1、G2、G3、オープン特別、休養明け、さまざまな前走があるが、
前走が条件戦からの参戦で勝った馬は居ない。
またよく見ると、前走勝っていたのは、05年のサカラートと10年のシルクメビウス(ともに東海Sで1着)のみ。
東海Sを勝っている馬がいれば注意しておきたい。
☆勝ち馬・レース前の実績
1990年代後半あたりまで遡っても、すべての1着馬にG3以上の重賞勝ちがあったが、
2011年、シビルウォーがついにこの場で初重賞制覇を成し遂げた。
あくまで例外と取るか、傾向が変わってきたとするかは、あなた次第。
☆2〜3着馬の前走
前走がダートの場合は5着以内が目安となる。
さらに厳しくすれば、G3以下は3着、G2は4着、G1は5着までともいえる。
なお2011年のエーシンモアオバーはスタート直後の落馬で、このデータとしては度外視したい。
芝の場合は、データが少ないのでなんとも言えないが、
いずれも大きく敗れている点はチェック。
☆距離経験
距離が短縮されたことでデータ的に難しいが、
2001年以降の2着以内馬は、シビルウォーとアドマイヤスバルを除いて2000m以上の重賞で2着以内がある。
(ただしイングランディーレ、ブリリアントロードは芝重賞)
特に東海ステークスとは相性が良い。
2010年のアドマイヤスバル、2011年のシビルウォーは、1600万下のダート2100mで2着があるため、
条件から「重賞で」というのを抜くと、
2000年以降の全連対馬が「2000m以上で連対」を満たしている条件となる。
3着入賞馬までを対象とすると、ジンクライシス、パーソナリティワン以外は、
2000m以上での連対という条件に該当する。
ただし前者はジャパンカップダート(ダ2100m)3着、後者は新潟2歳Sを勝っている。
重賞級でなく、2000m以上の連対経験も無い馬は厳しい。
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