隆太窯の紹介


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隆太窯   隆 太 窯  中里 隆
  所 在 地  佐賀県唐津市見借4333-1
  電   話  0955-74-3503
  展 示 場  有
  そ の 他  窯の見学可

  「中里隆ー陶芸」(NHK工房探訪・つくる3) 日本放送出版協会 2,500円
湯のみ・皿


 中里一家は、太郎右衛門窯の当主13代太郎右衛門先生が先代の長男、三玄窯の中里重利先生が三男、そしてこの窯の主である中里隆先生が五男で、唐津陶芸界の中核的存在です。当然のことながら、作風は三者三様で、それぞれ現代感覚あふれる作品を造られてていてます。伝統的な作品といえば、中里重利先生の絵唐津の作品が優れていると思います。細い優美な線で描かれており肌の色合いも良く好きな作品です。

 中里隆先生というと、すぐ「焼き締め」「南蛮」とのイメージが湧きます。実際これらの作品が多いかと思いますが、窯に行くと粉引きの作品も多く見かけ、食卓に並べると白・黒・赤の色合いがいい感じを演出します。

 どの作品をみても、どこかとりとめもない不思議な形をした作品ですが、ギスギスした世間のしがらみから開放された心地にさせてくれます。先生自身、大先生然としたところはなく、おおらかな人柄がにじみでています。ある日、工房で先生が一人で轆轤を引いておられるのを入口からみていると、「どうぞ中に入ってください。」と声をかけていただきました。中に入り、大きな壷を引かれている先生の前で、じっと見学させてもらっていると、作業中は口を開かれませんでしたが、しばらくして、仕事を終えられると話だされ、いろいろお話を伺うことができました。まさに、写真で見るとおり仙人然としたおおらかな人となりで、それがそのまま作品にあらわれています。

   その名声からすると、作品の価格は非常に安く、日常使い勝手の良い作品です。中里一家の作品はどこのデパートにもおいてあり、値段も全国統一価格です。隆太窯の作品の購入は、窯で買うか、唐津城側の老舗旅館「洋々閣」が開設している隆太窯のギャラリーでも買うことができます。
 最近はご子息太亀先生の作品も販売されています。まだ、値段も安く申し分ありません。

 洋々閣では、料金にもよりますが、隆先生の作品で食事をさせていただけます。また川島豆腐店では、予約制ですが、朝食・昼食それぞれ10人まで先生の食器で食事が出来ます。私は、唐津へ行くときは、朝早く広島を出て、お昼に到着し、川島豆腐店で食事して、活動開始し、帰りはリンガー・ハットで「皿うどん」か「ちゃんぽん」を食べるパターンが何時の頃か定着しました。

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