第七章 「奇跡を起こす土地」


稔之の気配に押される綾香。 ●挿絵4
綾香は意を決して、
稔之の背中に目線を向けた。
途端に、綾香は地面がぐらりと
揺らぐような眩暈を感じた。

戻る
●挿絵5
綾香は亮哉の手を握り締めた。
弁解しているのではない。
亮哉を何とかしてでも安心させたいのだ。
戻る
亮哉の手を握り締める綾香。
決意を決める綾香と憂う西谷。 ●挿絵6
「私、バスケ部のインターハイ決勝戦撮影するよ」
綾香は顔を上げて、言った。
「何も、今決めなくていいんだよ」

戻る