過去の成績(2000年以降)からのデータを抽出しました。
すべておいてG1などのグレード表記には、「Jpn」の表記も含みます。
2008年と2007年は水沢ダート1400mで実施されているが、
特に断りが無い限りはこれらも含めたデータとしています。
☆枠順
水沢、盛岡ともに、どちらかというと外枠の成績が良い。
もっとも、外枠には2頭が入るから、内枠よりはよく出て当然なのかも。
枠に関するデータはほどほどに。
☆1番人気
2000年以降、1番人気は3着以内を外していない。
☆展開
直線の長い盛岡といえども前にいったモン勝ち。
逆に水沢コースのほうが差し馬の台頭があった。
☆馬齢・性別
3歳馬の出走があっても活躍は厳しい。
☆馬体重
480kgを超える馬体重の馬が好走している。参考程度に。
☆地方馬はどうする?
ラブミーチャン(11年:3着)、プライドキム(08年:1着)、テンショウボス(07年:3着)、
リザーブユアハート(01年:3着)ゴールデンチェリー(00年:1着)の5頭が入賞。
ゴールデンチェリーは前走の北海道スプリントカップで3着、
テンショウボスは前走のマーキュリーカップで4着、
リザーブユアハートはJRA所属時の函館3歳(現2歳)Sで1着、
ラブミーチャンとプライドキムは全日本2歳優駿1着の実績があった。
前走(近走)のダートグレードで掲示板確保の馬や、
JRAの出走馬を含めた重賞(芝含む)で勝利を挙げている地方馬は要チェック。
☆さらに深く1番人気を検討
重賞実績の薄い馬が1番人気や過度の人気となっている場合は少し疑ってみたい。
他馬のレベル・ランクにもよるが、地方での勝利履歴(条件交流、JRA未勝利転出含む)があったり、
Jpn1(G1)で好走したり、重賞2勝以上なら安泰。
2004年に前年の覇者で重賞3勝の実績ながら2着に敗れたディバインシルバーがいるが、
下の「☆前年の出走馬は…」にある「連覇を達成した馬はいない」を考慮すると、
これも結果論だが、データ的には危険馬だったということか。
☆前年の出走馬は…
前年もクラスターカップに出走していたJRA所属馬は、
メイショウバトラー(07年1着→08年7着→09年3着→10年3着)
トーセンブライト(08年2着→09年3着)、
アグネスジェダイ(06年1着→07年2着)
ディバインシルバー(02年2着→03年1着→04年2着→05年2着→06年2着)
ノボトゥルー(04年3着→05年4着)
エイシンラグランジ(02年7着→03年8着)
連覇を達成した馬やクラスターカップを2勝をした馬は、これまで1頭も居ない。
またメイショウバトラーのような例こそあるが、順位が大きく上がることは少なく、
前年より上のパフォーマンスは、やや望みにくい傾向にある。
☆勝ち馬の重賞成績
2000年以降の勝ち馬の重賞成績を見てみると、
ドスライス、ディバインシルバー、ゴールデンチェリー以外には重賞勝ちがあった。
ディバインシルバーもOP特別2勝、G3の2着2回の実績があり、
またドスライスには、左回りのJRAオープン特別で連対率100%(1勝・2着1回)だった。
JRA所属馬としては、左回りのOP特別を複数連対やG3で連対以上の実績が欲しい。
☆勝ち馬の前走と北海道スプリントカップ
勝ち馬の前走成績を見てみると、
北海道スプリントカップ1着(06年、02年、01年)、
北海道スプリントカップ3着(04年、03年、00年)、
NST賞(11年)、プロキオンS2着(10年)、プロキオンS3着(09年)、京成盃グランドマイラーズ12着(08年)、
プロキオンS9着(05年)、スパーキングレディーカップ1着(07年)となっている。
ご覧のとおり、北海道スプリントカップ組みが断然。
しかし最近は北海道スプリントカップから勝ち馬は出ておらず、
別路線組みとなっている点は注意。
またなぜか不思議なことに北海道スプリントカップ組みからの勝ち馬は、
そこでの1着と3着の馬に限られている点に注目したい。
北海道スプリントカップ2着馬は、04年と05年にノボトゥルーが3着、4着、
03年のエイシンラグランジが8着、02年のディバインシルバーが2着のように、
北海道スプリントカップの2着よりも成績が上がっていない。
☆2〜3着馬の前走
これも1着馬同様に特に北海道スプリントカップからの転戦が目立っていたが、
近年は同レースからの出走馬も少なくなり、これといって目立つ傾向は無いが、
ダートオープンであれば2着以内、
芝や重賞なら、短距離のレースであれば特に順位を問わない条件として良さそうだ。
そうでない場合は、JRAで実施のダート重賞で馬券に絡むような成績があれば期待したい。
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