(変形された?)名詞でしか、何も語れない私たち


ノーマルな(普遍化された)語形変化が私たちの口端からこぼれる吐息の形をふちどる


マーマレード、下唇と上唇のすき間に固まったもののように膨らみ


取りはずすことのできない(オプション)であるかのような甘さ


硬さ。舌先はいつまでもそれをもて遊ぶ。


確かめるために、それは、必要なことになる


ノーマルな(普遍化されようとする)名詞だけが私たちの歯先に残ることは


昼のあいだじゅう触手を伸ばしてわずかな湿度を取り入れようとする私たちにとっては

ルーズなマーマレードの弱味と同じように必要な酸性度とおなじように


形式をかえながら存在をたもとうとする私たちと同じように



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