迷い子にとって、
「ホームタウン」とは何だろう。
老いた旅人にとっては?
ヒトにとって、「ホーム」とは帰るところだろうか。
いちにち種子は旅をした。
さらに明日も流浪があるかもしれない。
なぜなのか、
そしてほんとうに、植物にホームタウンはどこにあるのか。
泣いていても、私たちにとって
悲しみは、ほんとうはないのかもしれないではないか。
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