低い空から降りてくるものを、私は「精霊」と名づける。 早くから起きているものを、私はそのように呼ぶ。 音階のように、それには始まりと終わりがある。 暗闇が死に向かう時を、私たちは目撃してはいけない。 蝉の脱皮のように、その時は私たちを生かす時間。
弱々しい響きが強まることもなくつづき、 笑いが少しずつ私たちの精神を侵すような ラメンテ。しかし、笑い顔の目で泣きながら、 いつまでこの焦燥が私の鼓動を数えようとするのか ラメンテ。いつまでも、あるいは、その時だけ。
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