BUCK-TICKとワタシ5
聖なる現実の名のもとで
長らくお待たせしました。1993年後半〜1994年編です。
ここで書きたかったのはLIVEの感想ではなく、そう、聖地群馬へ行ってきたぜ!な思い出話です。
1993年11月、60本近いBUCK-TICK史上(未だに)最長darker
than darknessツアーのファイナルの地は群馬音楽センター。
本当はたなかさんとま〜るさんと3人で「憧れの群馬LIVEに行こう☆」計画だったのですが、
さすがにもう3人同時に会社を休むのはかなり難しい状況となってました。
チケットは既に三人とも取ってたんですけどね。
そんな中で、当時一番ペーペー(新人)で休みやすかったのは私でした。
「あなただけでも群馬行って、ツアーファイナルを見届けてくるのよ!」と、ま〜るさんが私に言う。
かなりシリアスにそんな話し合いを三人でして、私の人生初めての一人旅は群馬と決まったのでした。う〜ん、人生いろいろすぎる(笑)。
当時、どこの会場に行くにもいつも二人にくっついて行ってた私。切符の手配や、会場の場所を調べるのもいつも他人任せでした。
今だったらネットで簡単に調べれるけど、この頃はこういった事は常にガイドブックで調べなきゃいけなくて。
一人で新幹線の乗り換えもした事なければ、一人で遠出をしたこと自体が経験がない。
だ… 大丈夫だろうか… 生きて帰ってこれるのか…(大袈裟だがマジで不安だった)
そして当日。そこで分かった事は、方向音痴でも地理の知識がなくても、ガッツでなんとかなるって事。
「困ったら誰かに聞く!」(小学生か)をモットーに、なんとか群馬音楽センターにたどりつきました。
そんなドキドキの中挑んだ群馬LIVE。
LIVEについてはレポに書いてるので省略。そういえばこの日はこんな記念チケットをもらいましたね。
群馬でのツアーファイナルが凄く凄く良くてテンション上がった私は、次の日、藤岡にも行っちゃおう☆と決意。
地図も時刻表も何も持たずに、HYPとLOVE MEに書いてあった記憶だけを頼りに、八高線に乗れば藤岡に行ける。
今井商店は藤岡駅のすぐ近くらしい。行けばきっと分かるだろう(どーん)
(私は計画性がないわりに、たまに大胆な行動をとる)(B型人間)
そんなガッツと勢いだけで、朝早起きして藤岡へGO。
八高線のゴトゴトのんびり進むあの感じと、1時間に1本しかないローカルな時刻表は、地元の電車にとても近い感じがしました。
藤岡市も私の地元に凄く近い印象で、それだけでも大好きになりました。
群馬藤岡駅に着く。…さてどうしよう(笑)。本当に何も手がかりは持たずにここまで来てしまった。
大胆にも駅前の道路を歩いてるおば様に突然、「すいません、このへんに今井商店ってお店ありますか?」と聞く。(どーん)
意外とアッサリ、教えてもらえる。本当に有名なお店なんだなぁ。
教えてもらった場所は、本当に駅のすぐ近くだった(笑)。
店内に近づくと、黒い服を着た若い女の子が二人。(ちなみに私も全身真っ黒。この頃は私も黒服大好きだったなぁ…(ぼんやり))
さすが前日が群馬LIVEだっただけあって、他にも先客がいらっしゃった様子。
どうしようかな…と、中に入らず迷ってると二人が出て来たので、一人でお店に乗り込む! どきどき!
店内風景の写真は撮影OKとの事で、写真撮影をさせていただく。(人物はNGと言われた)
「HYP」で見た事ある、あの光景まんまがそこにあった。あの本からは数年経ってたのに、ほとんど変わってなかった。
ファンからのプレゼントや似顔絵が店内にギッシリ! すごいよね、愛だろ愛。
当時の写真をアップ。
実はこの写真を載せたくて、でも写真を部屋の奥底から発掘するのがめんどくて(笑)今日までこの更新をほったらかしにしてたという…
しかもいざ発掘してみたら、それほど面白い写真がなかった。あんまり綺麗に撮れてないし。ガク(^_^; でもま、せっかくなのでご紹介。
当時はこの写真だけでも、すごーーーく幸せだったんですよ(笑)。私にとっては大冒険でした。


ここ近年、今井商店に行かれた方は分かると思いますが、この風景とは若干変わってたと思います。
現在はメンバーのポスターやCHAOSツアーの頃の写真が飾られてますよね。
この頃は、ファンから贈られた似顔絵が大半でした。売り場の基本的雰囲気は、今も昔も変わらないんですけどね。
店内にはおばさまと今井母がいらっしゃいました。私はむちゃくちゃ緊張してたので、ほとんどお話もせず、
写真撮ってお菓子買って(ま〜るさんとたなかさんのおみやげ(笑))すぐにそそくさと退散してしまいました。(滞在時間約10分)
すっごくすっごく緊張したっ(笑)! でも、優しく対応してくださってありがたかったです。
またここに来たいと思った。
今度はま〜るさんとたなかさんと一緒に来たいと思った。
長い長い新幹線と急行に揺られ、地元の駅に帰るとま〜るさんとたなかさんの二人が迎えに来てくれました。
まだメールも携帯もなかった時代。
早く二人にこの群馬の出来事を話したくて話したくて(笑)!
「来年みんなで群馬に行こう! 群馬は素晴らしいよ!」と熱弁。
そんな熱い思いが、翌年1994年ゴールデンウィークに決行することとなったのでした。
その前にちょっと大晦日の話。
1993年12月31日に、渋谷公会堂でソフバとB-Tの2バンドが共演!というスペシャルLIVEイベントがありました。
FC優先も何もない、ガチンコ一般発売勝負のチケット合戦。3人それぞれ挑むも、まったく電話は繋がらず、アッサリ断念(笑)。
一般発売でのチケットゲットの難しさを身をもって体験する。
このLIVEはTVKで生中継されてたので、映像を見た事ある人も多いと思います。
ありがたい事に、当時よくB-Tの映像を録画してくれてた方が即日録画したビデオを送ってくださって、お正月に3人で鑑賞会。
「ソフバもお好きだと聞いてたから、ソフバも入るだけ入れました」との優しさ。ありがたかったっす!
大晦日のLIVEだってのに、年越しカウントダウンのようなお祭りがないのが、まさに彼ららしくて(笑)。
dtdツアーの流れそのまんまのLIVEでしたが、やっぱツアーで育ってきた演奏が素晴らしいLIVEでしたよね。
今でも大好きでよく見るLIVE映像です。
や、私dtdツアー大っ好きなのよね。LIVEのあの緊張感とリアルタイムならではの楽しさと、ツアーの醍醐味?を知ったのはこのツアーからでしたから。
思い入れも強いのです。
そして1994年。1993年がdtdでかなり忙しかったB-Tさん。その反動か?この年はわりと活動は少なめの一年でしたね。
特に前半はLIVEもリリースも何もなくて。
昨年の熱い群馬愛魂に目覚めた私は(笑)LIVEも何もないGWにのんびり群馬に観光に行こう!と3人で計画を立てる。
この年のGWは5連休だったのですが、結果的には4泊5日もしてしまったという…(笑)。
計画を立てた時は、観光以外は全く何も予定がなかったのですが、
ナイスタイミングでGW初日に日清パワーステーションでデルジベットの10周年LIVEが決まったり、(ああ、初日は東京に泊まったのか)
GW期間中に群馬県太田市の某デパート(笑)でBUCK-TICK衣装展&アニイのトークショー開催決定!という素敵企画が決まったり、
何かとオプションがついた旅行となりました。
さすがに衣装展だけのために群馬には行かないし(笑)、本当にラッキーな偶然でした。
今でこそ、わりと頻繁にタワレコや楽器店などで衣装展をやってますが、この時期はほとんどなかったのですよ。
そしてアニイのトークショー。これ、えーと…どうなんでしょう。アニイ的には消したい過去じゃありませんように…(笑)。
これは衣装展最終日の1994年5月5日に午後1時30分〜と午後3時30分〜からの2ステージが無料で某デパートの憩いの広場(…)みたいなところであったのでした。
当時の事はレポページを作ってるので省略。
お客さん多かったんですよ〜!北海道から来たって子とかいたなぁ…熱狂的なファンがいたのは今も昔も変わりません。
おっと、話が最終日になっちゃいましたが、このGW中に再び今井商店へお買い物に行ったり、今度はちゃんと下調べをして(笑)藤岡高校にも行きました。
さすがに日数があったので、高崎もかなりのんびり観光しましたねぇ。
あの頃の私、よくそんなお金あったな…と今、改めて振り返って思う(笑)。
ホテルの人に、何故か私らがB-Tファンだって事がバレて(なんでだか覚えてない)、ちょっとだけB-Tの話をしたんですが、
「BUCK-TICKの櫻井君はお母さん思いだよ。毎年必ず墓参りに来てるからね」なんてエピソードを教えてもらいました。
この年はB-Tとしての活動は少なめで、夏にシェイプレスという名のLIVEが富士急コニファーであり、初めて山梨県まで行ったり。
そしてあの伝説のイベントL.S.Bですかね。LIVEについては一応レポらしきものが。
ちなみに1993年頃からLIVEノートというのを作ってまして、B-TのLIVEに行ったら何かしらメモやらくがきをそのノートに書いてました。
人に見せるつもりで書いてないから、とてもじゃないがそのまま抜粋はできない(笑)。かなり私事的な文章も多かったしね。
なのでWebにアップしてるのは、そのごく一部分だったりします。
それでも、今こうやってWebに過去の思い出として残せてるから、書いてて良かったな、って思います。
記憶だけでは、どうしても忘れちゃう事もたくさんありますから。
L.S.Bの思い出としては、この頃文通(笑)してた広島のあっちゃんファンの子がいたんですが、その子と一緒にLIVEを見たのでした。
もともと約束したんじゃなくて、チケットが余っちゃったところ彼女が引き取ってくれる事になったって感じで。
あっちゃんコスしちゃうような熱いアツマニの子で(あ、結構似てました)私は地味なファンだったので(笑)かなり新鮮な体験でしたね。
文通友達つっても、もともと何度も会った事はあったので、そーゆー緊張はなかったんですけどね。
ちなみに彼女はS/Nの頃にB-Tファンを離れました。今はまったく連絡をとっていません。
ネットをしてると、dtd〜S/Nの時期にファンを離れた方が結構多いですよね。う〜ん、やっぱりそういう時期だったのかなぁ…なんて思ったり。
ただ、そういった方も最近復帰組(笑)としてまたファンをしてる人も多いという現象もあるんですよね。
なので、またファン復帰してたりして…なんて思ったりも。
凄く凄くあっちゃん大好きな子だったんですけど、今のあっちゃんも素敵だし、あれからB-Tの音楽性もまたガラリと変わったし…十分あり得るよね(笑)?
な〜んて最近、考えたりもしています。
そして1994年といえばB-Tの他にもう一つ、思い出深い出来事が。
「ギター SCHAFTで浮気した 今井寿!」 (富士急コニファーでのあっちゃんのMCより)
そうです。あのSCHAFTです。アルバムがオリコンで11位だった、あのSHCAFTです。(今思えば凄い事だよな…)
L.S.Bが終わってわりとすぐ後に、SCHAFTのツアーがありました。
ツアーといっても場所は都市のみで、東京と大阪だけだったと思います。それぞれ本数は結構あったけど。
私はツアーファイナルの大阪厚生年金会館に行きました。どうしても一度は見たくて。
あのレイモンドもLIVEに登場したわけですが、まさかその数年後、シュバインでまた再会する事になるとはね…(笑)
LIVEについては、LIVEビデオも発売されてるし、基本的にはあの雰囲気まんまなのでここには書きませんが、
二人とも超COOOOOLに黙々と演奏するLIVEでしたね。お客さんも基本的に棒立ち(笑)。
どちらかというと、レイモンドが登場する前の、フジマキと今井ちゃんが二人で淡々と演奏してるステージが好きだったかな。
レイモンドが登場してからのが、激しい曲が多いのでLIVE自体は盛り上がってる感じはあったけどね。
SCHAFTのLIVEで印象的だったのは、なんといってもレイモンドが今井ちゃんを押し倒した事…ですかねぇ…(笑)。
あれは「ぎゃーー! やめてー! 今井ちゃんから離れろー!!!!」と脳内で叫んだ記憶が…(笑)。
某会場では、レイモンドに押されて今井ちゃんがダイブする なんて事件もありましたっけね。
いやはや、色々と伝説を作ったユニットでした。
あ、今井ちゃんのひざこぞうは最高にキュートでしたが。
結局これ以降、音源も発売してないし、単独LIVEもしてませんが…どうなんでしょうね?
またいつか、見れる機会があったら、それはそれで面白そうだな〜と思う今井ファンです。
二人の音楽性も相性は良いし、フジマキと今井ちゃんのあの並びも好きなのよん。
そんな感じで1994年のB-Tの活動はわりと少なめで。
それでもSCHAFTがあったり、音楽雑誌にはちょこちょこ載ってたので、わりとB-Tと離れる事なく過ごした日々でした。
この時期はま〜るさんやたなかさんと、会社で毎日のようにB-T話してたしね(笑)。
そして1995年の始まりは「走るB-Tをマークせよ!」…で、始まるのでした。(当時のファンはこの言葉の意味分かりますよね(笑)?)
このあたりは、次回に続くってことで。
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